おはようございます☀️
ウィズ動物病院です🍀
早いもので、今年もあと10日となりましたね☺️
年末に向けバタバタする季節ですが、寒さも厳しくなってきましたので
皆様の体調にもご注意くださいね✨
今日は以前にもお話をしましたが、『心臓病』さらには『わんちゃん🐶』についてもう少し詳しく話をしたいと思います💡
(ねこちゃんは次回描きますね😉)
心臓と聞くと、『重要な臓器』ということはよくご存知の方が多いかと思いますが、
そもそも心臓は、『全身に血液を送る大切なポンプ』の役割を果たしています❗️
心臓病は、一言で言えば『全身へ血液をうまく送れなくなっている』状態なのです😖
では、もし心臓病があった場合どのような症状に気をつけておけば良いのでしょうか🤔?
例えば、お腹を壊している場合”吐いてしまった”や”下痢をした”などで気づかれることが多いかと思います💡
しかし、心臓病の多くは症状が出るときはかなり危険な状態(亡くなる可能性が高い)なのです😰
つまり、最初に気づけるのは心臓の音を聞いて雑音が聞こえていることなので、
「心臓に雑音が聞こえるっていうけど、何も症状は無いし、まあいいか💡」と思われてしまいがちです😭
心臓病の症状には、”咳”や”運動不耐性(疲れやすい、動きたがらない)”というものがありますが、
血液をうまく送ることができず、全身に酸素を送れないため動けなかったり、
心臓から血液を送りだせず滞ってしまうため心臓が大きくなることで症状が現れます👿
つまり、ずっと心臓が頑張って頑張って頑張り続けて、頑張れなくなってしまった結果症状が出るのです😰
酷な話になるかもしれませんが、心臓の雑音が聞こえているが心臓の検査をしないという事は、
頑張っている心臓に”もっと頑張れ!”とムチ打つことと同じとも言えるのです・・・
わんちゃんでは、『僧帽弁閉鎖不全証』という心臓の部屋を分ける弁がちゃんと閉まらず血液が逆流してしまう病気や、
『拡張型心筋症』という、心臓がしっかり収縮できなくて血液を送り出せない病気など様々あります。
しかし、それらを聴診だけで診断することはできず、病気が違えば使用するお薬も異なってきますし、
心臓の状態によってはお薬をまだ使用しなくても良い場合もあります💡
では、何を検査してあげれば良いのでしょうか🤔?
一つ目は”レントゲン”にて心臓のサイズや肺の血管を評価します💡
二つ目は”心電図”で心臓の筋肉の動きを評価します💡
三つ目は”血圧”で心臓からの血液の送りやすさや、全身への影響を評価します💡
四つ目は”超音波検査”で心臓のどこに、どれくらいの異常があるのかを評価します💡
検査の内容はこの四つですが、場合によっては血液検査を必要とする場合もあります😌
心臓をしっかり見ないでお薬を使用すると、最悪お薬によって状態がさらに悪化することもあるので
しっかり見てあげることをおすすめします❗️
では、心臓病と分かった場合の治療はどのようなものがあるのでしょうか🤔?
一つは”外科治療”です💡
全ての心臓病に対してできる訳ではないのですが、心臓病を根本的に治してあげれる治療です😌
しかし、手術には専門的な技術や設備が必要となるため、行うためには移動が必要となります。
もう一つは”内科治療”です💡
心臓を元に戻すことはできないのですが、心臓にかかっている負担を和らげ、
血液の循環を改善させてあげる治療法です😌
多くのお薬があり、その子の心臓の状態に合わせてお薬を選んであげることで
心臓を楽にしてあげることができます😉
しかし、先ほどもお伝えしましたように心臓の状態によって使うお薬は変わるので
その子の状況を把握することが重要です😉
心臓病は、症状が出てからの対処では手遅れになってしまうこともある怖い病気ですし、
心臓病で亡くなったわんちゃんの飼い主様の、”もっと早く見てもらえば良かったね、ごめんね”
という言葉が耳から離れません・・・
心臓病の怖さを知っているからこそ、このブログを見ていただいている皆様には同じ思いをしてほしくないと思います😌