おはようございます☀️
ウィズ動物病院です🍀
11月になり、今年もあと2ヶ月ですね🎈
肌寒さも増してきましたので、引き続き体調に気をつけてお過ごしくださいね😉
先々週の話ですが、スタッフ向けのフードセミナーを再度行いました📖
様々なフードがある中で、その子にあったご飯を選べるよう引き続き学んでいきたいと思います😊
(セミナーは換気に留意して行いました。)
さて、本日は寒くもなってきましたので”腎臓”のお話をしたいと思います💡
腎臓は体の中の水分やミネラルの調整を行いつつ、老廃物を捨てる重要な役割を持っています🙄
さらに、血圧の調整や造血ホルモンを出す働きも担っており、体の重要な臓器の一つです🧐
では、腎臓病になると何が起きてくるのでしょうか❓
腎臓病にも”急性”と”慢性”の2種類があり、今回は慢性腎臓病についてお話したいと思います💡
慢性腎臓病では腎臓で捨てるべき老廃物が捨てられず、体内に貯留してしまいます😖
これが”血液検査”で見られてくる腎臓病の特徴ですね💡
IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)では、血液検査上のクレアチニンとSDMAを用いて
ステージ分類を行い、各ステージに合わせた治療方法を提言しています🧐
しかし、血液検査だけで腎臓病があると判断できるのは、腎臓の約75%が障害を受けた時とも言われ、
血液検査だけでは腎臓をしっかり見たとは言えません😖
そう、”尿”も大事なのです❗️
血液検査で異常が見つかる前に、腎臓では尿の濃縮ができなくなり、
おしっこが薄く、量が増えてきます(多尿)😣
つまり、体から水が漏れてしまっている状態なので、体は脱水してしまいます😖
その分体は脱水しないよう、お水をたくさん飲もうとします(多飲)😣
おしっこが薄いのかどうか、見た目だけではわからないので、”尿検査”が重要になってきます😌
尿検査では、今お話した”尿比重”だけでなく、”尿蛋白(UPC)”や”尿糖”など他の重要な項目も確認して
その子の腎臓の状態(どこで問題が起きているのか)を正確に評価していきます💡
なので、血液検査だけでなく尿検査も併せて行うことが、腎臓の評価には重要になってきます😉
また、尿蛋白の漏出(UPC上昇)は腎臓を痛める原因にもなるので、
早めの対処が必要となります😌
また、血液検査や尿検査で異常が見られた=慢性腎臓病とは言えず、
腎結石や炎症、腫瘍などでも異常な結果を出すことがあります😰
なので、レントゲン検査や超音波検査といった画像検査が有効になってきます💡
腎臓の他の機能として、血圧や造血とも言いました😌
慢性腎臓病の場合高血圧を伴う場合があり、高血圧は腎臓へのダメージにつながります😵
検査の際に一緒に測定してあげる必要があります😌
一度悪くなってしまった腎臓は、残念ながら戻ることはありません😢
また、動物たちは言葉を話せないので平気そうに見えますが、
脱水は僕たちでも頭痛やめまい、体がだるいなどの症状があり、
それは動物たちにも同じくあるのではないでしょうか😌?
喋れないからこそ、検査で体の状態を把握し、
動物たちの体に正面から向き合ってみましょうね😉
引き続き、当院では”秋冬の健康診断”として血液検査を行っています🍀
期間限定ですのでご注意くださいね😉
次回は、慢性腎臓病の治療についてお話していきます🎈